# 日報(2021-04-21) firebase を捨てて街に出よう、青年よサーバをいだけ
# はじめに
firebase の strage の消費量が全く不可解で、毎月謎の課金が 1円、2円、3円… と微妙にセコく増えていく不安が2ヶ月ぐらい前からつづいてたのが気になって仕方がなく、いろんなキーワードで片っ端から無差別にググりまくってた結果、やっとこれ (opens new window)を見つけて仔細がわかってきました
要するに function のデプロイが裏で google cloud build を使うようになって、しかも build artifacts を無慈悲に全保存するようになってるらしく function のデプロイのたびにストレージの使用量がドッカンドッカン増えていくという仕組みになってるらしいです。お主も悪よのう
ところで、artifacts って微妙なモノを微妙に表現したいときに便利なぼんやりとした言葉なので、ドメインによって関係者が慣用的に使う意味があるみたいで、例えばエンピリカルスタディなソフトウェア工学屋さんはソースコードとユーザードキュメント以外で開発に関連したドキュメント一般、例えばやり取りしたメールとか、issue tracker の記録とかそういうのをアーティファクトと呼んで、これらを解析することでたとえば error proneness とか、effort estimation とか、tracerbility link とかができるのではないかと夢見たり、出来たよと軽々しく言ったり^1します
観測した数値を弄り回せばそこになにか自然の摂理が現れるのではないかと夢見ている現代版占星術師みたいな人たちはいわゆる偽相関 の事を artifacts と言ったりするので、人の行動みたいな再現性の怪しいものまで統計処理したりする心理学^2崩れの人と話したりすると^3話が通じなくてめんどくさい思いをしたりします
Software Engineering at Google (opens new window) を読んでるとソフトウェア工学屋さんたちが一般に effort と呼んでいるモノゴトが一貫して endevor って呼ばれていたりします。あの人達はナカでだけ通じる言葉でコミュニケーションしているのかという印象を持ったのですが、まあ、週に2回もコンパイラのバージョンを上げるような、トライアスロンの 3.9 キロのスイムパートをバタフライで泳ぎきるような体力の華麗な無駄遣いを平然とやっていらっしゃるような体力エリートの方々が私達のようなヒヨワな雑魚プログラマと同じカルチャーを共有してるわけがないと思うのではあるのですが、その例にもれず build の artifacts ってのもあまり聞いたことのない言葉なのでなにを指してるのかよくわからないのですが、まあたぶん、ソフトウェアアーティファクトとか偽相関とかとおなじような実際にはいらんもんなんだろうなと思ってます
これが裏で溜まっていくものであるところがタチが悪くて、firebase のコンソールからでは削除することもできなければ、保存しないように設定を🐸こともできません。
こういう、課金に直結する仕組みがなんか説明不足でよくわからないサービスって、なぜかほとんどの人が気にしてないみたいなのですが、私は潔癖症なのか良い印象を持てないです
# firebase をやめてサーバに戻ろう
という長い前書きを通じて漠然とした不安を共有するに至ったところで、ちょっと長くなったので本題はまたおいおい
要は、haproxy と go と mariadb があれば十分じゃんみたいな話をまた気が向いたらどこかで